中国おっかけ★たいむず

会社を辞めて中国へ留学に行ったら、キャリアも家庭も手に入りました#トリリンガル

【時事】中国で働く中国人と日本人のお給料事情

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中国から嬉しいニュースが届きました。そのニュースとは、知り合いの中国人女性(主人の元同僚、便宜上以下“馬さん”(仮名)とします)がとても良い条件で転職を決めたのです!

 

今回は馬さんの転職事情を中心に、中国(大連)における中国人と日本人のお給料などの事情を皆さまにご紹介したいと思います。

馬さんのプロフィール

  • 年齢:30代前半
  • 婚姻状況:既婚(子供は一人)
  • 学歴:大卒(大連では上ランクに分類される大学を卒業)
  • 職歴:新卒入社で入った半国営IT企業で7年間勤務(補足:転職社会の中国において、7年間も一つの企業で勤めるということは、なかなかすごいことです。)
  • 転職のきっかけ:上記の会社が経営不振で倒産した為、転職を余儀無くされる*1

馬さんの転職先

  • 企業規模:グローバルに事業を展開する大企業(外資企業、本社はアメリカ)
  • 業界:金融
  • 業種:前職と同じくIT関連
  • 雇用形態:正社員*2
  • 仕事内容:派遣社員などの非正規職員らの仕事を管理する、といういわゆる管理職です。とはいえ、主人曰く「プレッシャー(責任)は全くないポジション」とのことです。
  • 給与:月給は、額面で1万8千人民元。日本円では約27万円です。年収にすると約350万円となります。(27万円X13ヶ月)*3この金額は2019年の9月現在のレート1元=15円で計算していますが、仮に2015年の“1元=19円”のレートを用いて計算すると、年収440万円(!)となります。

馬さんはとても親孝行で、一時期は自分で稼いだお金のほとんどを両親や義両親に渡し、馬さん自身の苦しい生活を送っていたことがあります。

 

このような馬さんの状況を知っていた主人と私は、このニュースを聞いてとても嬉しかったのです。

 

日本での30代平均年収は400万円ほどとなっています。*4つまり、日本と同水準の給与を手に入れることとなった馬さん。

次に、中国・大連の平均月収をご紹介します。馬さんがいかに良い条件で転職を決めたのか、ということがよりはっきりとお分かり頂けると思います。(馬さんは大連で転職を決めたので、大連の状況をお伝えします。)

大連の平均月収、中国人の場合

2019年の平均月収は6,747元、約10万円*5とのことでした。

馬さんの月収は平均月収の約3倍 (!)ともなります。馬さんにはご主人もいますが、馬さん一人だけの収入だけで、馬さんの家族や馬さんの両親も養うことができます。

大卒初任給

ところで、(少し話は逸れますが)私は中国留学中は奨学生として、月1700元、約3,000円の生活費を受給していました。これを聞いた主人はどこか不満げな様子でした。

というのも、主人(大卒)の社会人1年目の給与は2,000元、約38,000円だったそうで、初任給と大差のない生活費を外国人が受け取っているということを知った主人は「中国政府は留学生に対して優遇し過ぎなのでは」と感じたそうです。

 

ちなみに、私と一緒に日本へ向かうころ(社会人4年目)には主人の給与は8,000元、約15万円まで上がっていました。

大連の平均月収、日本人の場合

せっかくの機会なので、日本人が大連で働く場合の平均月収も調べてみました。

前置き

ここでは、“現地採用”の場合に限ってお話します。

 

平均月収の算出方法:応募要件に“日本人であること”が明記されている仕事を、中国の転職サイトから抽出し、そこから平均月収を算出しています。(日本円への換算は1元=15円で計算しています。)※抽出したデータ数が少ないので、あくまで「参考」としてください

平均月収

  • BPO*6:6,000元、約9万円
  • BPO(リーダー職):8,000元、約12万円
  • 日本語教師:5,000元、約7万5千円
  • 日本語トレーナー:8,000元、約12万円("日本語"そのものを教えることに加え、日本でのビジネスマナーや仕事の進め方などを総合的に教える仕事)
  • コールセンター:5,000元、約7万5千円

 

もちろんスキル(営業経験、法律関係の資格、ITの知識)などがあれば専門職に就くことができるので、お給料も期待することができます。

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最後に

さて、今回は馬さんが年収400万円ほどの条件で転職を決めたというお話でした。仮に今私が大連に戻ったところで、馬さんと同レベルのお給料を稼ごうと思ったら…かなり努力しなければ厳しいかもしれません。

 

いずれは中国に帰国する可能性もあることを考えると、私も何かしらスキルアップを目ざさなければならない、と考えさせられたのでした。

 

*1:習近平氏が国家首席に就任した後に行った“腐敗撤廃運動”の結果、政治家や公務員に対する取り締まりが厳しくなり、彼らからの恩恵を受けていた企業(主に国営企業)の倒産が続いた

*2:中国での「正社員」という雇用形態ですが、日本で言うところの“終身雇用”を約束しているものではなく、おおよそ2年に1度くらいの周期で雇用の更新が行われます。この点で、中国での「正社員」という雇用制度は、日本の「契約社員」と似ています。

*3:多くの在中国企業では、旧正月前に1ヶ月分の給与が賞与として支払われるため“13ヶ月”にて計算

*4:30代の平均年収と手取り額 | 男女別・職業別・年収ごとの割合 - 求人・転職情報(年収) | ボクシルマガジン

*5:大连2019年春季平均工资出炉,这几个行业挣最多_钱快

*6:ビジネス・プロセス・アウトソーシング - Wikipedia、私の知り合い(日本人)もBPOの仕事に就いていました→中国大連で、日本の大手コンビニ社員の給与計算などの仕事を担当していました。